アプリの魅力を伝えるためにもプロモーション動画を公開してほしい、という話
AppStoreでちょっと気になるアプリに出会ったとき、僕が必ずチェックするのがここ。
「レビュー」タブにある「Appサポート」だ。
アプリのサポートページにリンクするのだが、プロモーションや機能説明の動画があるかを見に行くのだ。
これからのアプリプロモーションでは動画がますます重要になると思う。
その理由を3つお話しさせていだく。
理由1:スクショよりわかりやすい
AppStoreで公開できるスクリーンショット画像は5枚まで。
5枚で全てを語ってしまうケースももちろんあるが、多機能アプリの場合は魅力を十分に伝えるには足りない。
そんな時こそ動画だ。
▶かっこいい!映画レベルのクールな人物紹介ムービーをiPhoneで作れるアプリ『Intro Thing』[原石No.277] - リニューアル式
▶これ使える!Evernoteと同期するアウトラインメモアプリ『Cloud Outliner』[原石No.254] - リニューアル式
わざわざ動画を見るユーザーは、そのアプリを購入するかどうか考えている人だ。
その人たちに、自信のアプリの機能や魅力を伝えるための「プレゼン」が、動画ではないだろうか。
理由2:言語の壁を越えられる
海外アプリの場合、説明文を読んでも込み入った機能まで僕は理解できない。
だからこそサポートページで動画が公開されているとホッとする。
▶このインターフェースは初体験。ロシア発かっこ良すぎるスケジューラーアプリ『Sooner』[原石No.348] - リニューアル式
言葉はわからなくても、実際に動く様子を見せてもらえれば、9割方は機能を理解できるので、安心して購入できるのだ。
▶発想が斜め上すぎる撮影方法のiPhone用パノラマビデオアプリ『Cycloramic』 - リニューアル式
このアプリなんて、動画さえ見れば機能は一目瞭然だ。
動画がなかったら絶対にブログで紹介しようとは思わなかった。
それに動画があるだけで、開発者のやる気も感じてしまう。
サポートページすらないアプリもたまにあるのだが、そういうアプリは使うことはもちろん、ブログで紹介することもためらわれる。
動画があると、僕のようなアプリレビューブロガーが紹介しやすいというメリットもあると思う。
理由3:使っている自分をイメージしてしまう
アプリ動画は、大きく以下の2パターンに分けられると思う。
1. 操作説明型
2. 利用シーン想起型
1つ目の操作説明型は、たとえばこんな感じ。
実際に利用するところをそのまま撮影するパターンが多い気がする。
▶これいい!iPhoneからEvernoteへのクリップがますます捗る『QuickEver Clip』[原石No.268] - リニューアル式
僕が動画の威力を痛感するのは、後者の利用シーン想起型。
自分がそのアプリを使っているシーンをイメージさせるパターンだ。
▶iPhoneのToDoアプリ『Clear』に「不安」を書き留めておくと捗る、という話 - リニューアル式
▶iPhoneで撮影した動画をクールなショートムービーに自動編集してくれるアプリ『FrameBlast』 - リニューアル式
こちらは作るのが大変。ストーリーも役者も必要だし、アプリがめざす世界観も表現しないとならないからだ。
その代わり、できた動画の威力はすごい。このアプリを使えば自分の生活はこう変わる、とイメージさせることができる。そのイメージこそがユーザーの「欲しい」の源だ。
AppStoreで自分のアプリの差別化を図りたい人は、やる価値があると思う。
動画レビュー時代よ、来い
iPhoneユーザーが増えて、アプリを購入したいユーザーは増える一方。
AppStoreは、詐欺的なスクショを持つアプリを排除する方向だし、アプリの信頼性をアピールするためにも動画を使ったプロモーションの重要性はさらに増していくと思う。
面倒だとは思うが、開発者の方には、操作シーンを撮影しただけの動画でいいからなんとか公開してほしい。
それと、安価でアプリPVを作れるようなサービスがもっと出てくるといいですな。
以上、高橋モトシ(@Motoshi_t)でした。